梅沢面接官「あのさキミ、この空白期間何したのよ？」 男「ずっと引きこもってました」

梅沢「そう」

男「・・・スミマセン」

梅沢「なんで俺にあやまんだよ」

男「あ・・・えと・・・」

梅沢「キミが謝るべきは迷惑かけたご両親にだろ？」

男「・・・はい」

梅沢「それによ？キミ心んどっかで不味くなると“取り合えずスミマセン言っとけ“ってなってないか？あん？」

男「・・・・・・・・・」

梅沢「クセになってんだろうけどよ、良くないよそれ、本当」

男「・・・はい」

梅沢「その場凌ぎのなんの心もないテキトーな謝罪ばっかしてると、相手も次第とお前のことテキトーにしか扱わなくなるんだよ」

男「・・・はい」

梅沢「そりゃ人生のらりくらりでかわさなきゃなんねーこともあるよっ？
相手から謝罪の言葉だけ引き出したくてイチャモンつけてるよーなクレーマーみてーなのとかよ？
そーいうヤツん時はそりゃあしかたねーよ、それも世渡りだ」

男「・・・はい」

梅沢「けど今はそうじゃあねぇだろっ！？長年引きこもりやっててよ？それでも勇気だしてここ(面接)まで受けに来たんだろ？お前よ」

男「・・・・・」

梅沢「思ってたのと違うかもしんねーけどよ？引きこもりなこととか指摘されてよ、嫌なことも言われるかもって
それ分かった上で恐くても踏み出したんじゃねーか！な？」

男「・・・・・」

梅沢「ならもうこれ以上自分を安くすんな！卑下すんな！反省してっからこそここにいんのなんてこっちゃ分かってんだ
終わった時間は戻りゃしねーんだから言ったってしょーがねーんだ
肝心なのこの先だろ？
“スミマセン“じゃなくて“頑張らせてください“でいーんだよ」

男「・・・はぃ」

梅沢「あとさっき謝るなら親にっつったけど、まだ謝んなよ」

男「？」

梅沢「頑張って働いて社会復帰して、稼いだ給料でなんか買うなり、旅行プレゼントするなりよ？
方法はお前のしたいようにでいいけどよ、そん時に、これまでのこと謝りゃいい
行動で示してから、きちんと謝れ
それでこそお前の言葉と心は伝わって相手は安心出来るんだよ
分かったか？」

男「・・・・・・はい・・・・・・はぃ・・・・・・(泣)」

梅沢「声小さい！」

男「はいっ！！」

梅沢「採用っ！」

梅沢「声小さい！」

男「スミマセン！」