「ウシと」「カエルの」「ショートコント」

「ショートコント、同窓会」

「ふぅ、ただいま」

「おかえり。同窓会、どうだった？」

「うーん……」

「だいたい、食われてた」

「パペットマペット」

「ショートコント、テレビ中継」

「それではここで中継に繋いでみましょう」

「ウシさーん！」

「……反応がありませんね」

「ウシさん！ウシさーん！」

「富士サファリパーク、猛獣コーナーのウシさーん！」

「パペットマペット」

「ショートコント、コロナ禍」

「コロナが流行ってるみたいだねうし君」

「そう。ディスタンスを取らないといけないらしいね。まあ僕は牛だから関係ないけどね」

「僕もカエルだから関係ないよ」

　へっくし

「！」

「！」

　　　　　　「パペットマペット」

「ショートコント、在宅勤務」

「コロナで在宅勤務が増えてるらしいよ、うしくん」

「そうだねかえるくん。僕も最近はずっと在宅が続いてるよ。以前は結構外出してたのに」

「そうなんだ」

「出かけなくてもみんなぼくの所に来てくれて、体も綺麗にしてくれるんだ！」

「…」

「それ、出荷前検査だよ」

「パペットマペット」

「ショートコント『コロナ後の世界』」

「コロナ騒動って昔あったよね、うしくん」

「そうだねかえるくん。もう五年前になるのかあ、大変だったね」

「でも終わってみれば、なんてことはなかったよね」

「確かに、むしろ前より良くなったことも多いよね」

「たとえばどんなこと？」

「いろいろあるけど、やっぱり」

「人間に食べられる心配をしなくて良くなったことかな」

「パペットマペット」

「ショートコント、タトゥー」

「みてみてカエルくん、こんなにカッコいいタトゥー入れてもらったよ」

「…」

「これ、管理用の焼き印だよ」

「パペットマペット」


「あっ、流れ星だ！願い事しなきゃ！」
「えーっと、えーっと」
「まぶたが欲しいまぶたが欲しいまぶたが欲しい」
「」

「パペットマペット」

「続きまして、伝書牛」

「ハァ…ハァ…」

「全く、こういうことは鳥にやらせろよ…バカな人間め」

「ムカつくから手紙の中身読んでやろう」

「なになに…、お祝いに牛を一頭送ります。みんなで食べてね。」

「以外と頭いいな…」

「パペットマペット」

「続きまして、料理」

「先生、先生が言っていた心に響く料理がついにできました」

「なに？これがそうか」

「どれ、食べてみよう」

「ん…？んん…？なんだこの心に重くのしかかってくる重圧感…！」

「この料理、いったい！？」

「牛肉料理です」

「罪悪感が…」

「パペットマペット」

「ショートコント、ウシパンマン」

「あ～、お腹が減ったよう」

「とう！ウシパンマン参上」

「さぁ、僕のレバーをお食べ」

「生はちょっと…」

「パペットマペット」

「続きまして、ドライブ」

「ハハハハ！」

「ブーン…」

「ハハハハ！」

「ブーン」

「ハハハハ！」

「カエルくん、牛丼屋さん見つける度に爆笑しないで…」

「パペットマペット」

「ぼくパンダさんやシマウマさんに似てるって言われるんだよね」
「カエルくんは誰かに似てるって言われたことある？」
「……」
「ブロッコリー」

「パペットマペット」

「続きまして、大食い大会」

「ウシくんはやい！お皿の上の食べ物をどんどんどんどん食べていきます！」

「ウシくん、今お皿の上の食べ物を全部食べま
した！」

「それではウシくん、そこのベッドに横になってください」

「それでは今から大食い大会のスタートです！」

「パペットマペット」

「続きまして、だ～れだ？」

「だ～れだ？」

「痛い痛い痛い！」

「眼球直に触るのやめてもらえるかな…」

「パペットマペット」

「続きまして、逮捕」

「さぁ、おとなしく捕まれ！」

「嫌だ、どこまでも逃げてやる」

「どうやら、そこまでしか逃げれないようだな」

「じゃあゆっくりと捕まえさせて貰おうかな」

「パペットマペット」

「続きまして、バーベキュー」

「あ～、なんだかこっちから香ばしいいい匂いがするんだよなあ」

「なんだ、ウシくんちが火事か…」

「パペットマペット」

「続きまして、サウナ」

「へ～、カエルくんちって自宅にサウナあるんだ」

「うん、入ってもいいよ」

「やった」

「バタン！ピッ」

「ﾄﾞｩｰｰｰｰｰｰﾝ」

「これ電子レンジじゃないの？」

「パペットマペット」

「続きまして、トイレ」

「ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ！ちょっとカエルくん！早く出てよ～！」

「うるさいな～もうでるよ」ｻﾞｻﾞｰ

「カエルくんトイレ長いよ」

「ごめんごめん、ちょっとタマゴ止まんなくてさ」

「産んでたの！？そして流したの！？」

「パペットマペット」

「続きまして、ドラマ」

「ウシくんウシくん！ウシくんにドラマ出演の依頼来たよ～！」

「ホント！？どんな役どんな役！？」

「えっとね～…フィレステーキ役だって！」

「お断りだよ」

「パペットマペット」

「続きまして、落ち葉」

「先生……あの木の葉っぱがすべて落ちる時、僕の命も……終わるんですね……」

「いや、そんなに持たんよ」

「パペットマペット」

「続きまして、懺悔」

「迷える子羊よ、入りなさい……」

「失礼します」

「牛は、帰りなさい……」

「パペットマペット」

「続きまして、乗馬クラブ」

「騙された……」

「パペットマペット」

「ショートコント、誕生日」

「今度の誕生日、何かほしいものある？」

「うーん…ロース、カルビ…いや、ハラミで」

「注文を聞いてるんじゃないよ」

「パペットマペット」

「ショートコント、借金取り」

「借りた金は返してもらおうか」

「無理です。もうお金がないんです」

「なら体で返してもらうまでだぜ」

「いやっ、やめてください」

「100g200円として…」

「…」

「パペットマペット」

「ショートコント、スパイ」

「ようし、スパイを捕まえた」

「おいっ、知ってる情報を吐け」

「ゲロゲロ」

「パペットマペット」

「ショートコント、風水」

「お邪魔しまーす」ｶﾞﾁｬ「あれ?カエル君模様替えした?」

「うん ちょっと最近風水に凝っててね」

「なるほど あっカーテンも変わってる」

「北の方角はピンクが良いらしんだ」

「へぇーところでカエル君はなんでずっと動かないの?」

「南には緑がいいんだって」

「パペットマペット」

「ショートコント、九九」

「かけ算苦手なんだよね」

「そうなんだ。覚えるの大変だしね」

「にく、18…」

「お、合ってる」

「はらみ、24…」

「はちさん　ね」

「カルビ…」

「ないないない」

「パペットマペット」

「う～ん、う～ん………」

「お客さま、どうなさいました？」

「急に…おなかが…苦しくなって……」

「大丈夫ですか！？どなたか、どなたかお客さまの中に……コックさんはいませんか？」

「気が早いよ！」

「パペットマペット」

「犬とカエルの、ショートコント」

「ショートコント、デュエット」

「世界に一つだけの花～♪」

「ちょっと、君も歌ってくれないとデュエットにならないだろ！」

「もっともっと特別なオンリー」

「ワン！」

「そこだけ！？」